ほっとひと息　活動日記

　暑かった夏が過ぎ、駆け足で秋がやってきました。衣替えもままならないまま、冬の足音が近づいてきそうな今日この頃です・・

　スポーツの秋、食欲の秋、読書の秋・・とよく言いますが、南病院にも勉強の秋？がやってきました！ということで、先日「新人看護師のための緩和ケア」の研修会で、エンゼルケアをテーマに取り上げました。院内外より参加いただき、私たち看護師が患者さんへ送る「最後のギフト」としての看護について、エンゼルケアとご家族へのグリーフケアについてお話ししました。　
　受講者からの感想では、エンゼルケアが家族看護にもつながることの気づきや、最後に送る看護としてのエンゼルケアの位置づけが理解できたなどの貴重な意見をいただきました。

　患者さんへのギフトはもちろん最後だけではありません。先日入院中の患者さんのご家族との会話の中で、患者さんが大好きだった歌の話題が上がり、ご家族も同じくらい歌に支えられてきたことを伺いました。そこで即席のミニコンサートを企画し、病棟スタッフ全員で病室へ行き、コンサートを開催しました。もちろんボーカルはご家族です。患者さんが大好きだった「川の流れのように」をご家族の歌に合わせてスタッフ皆で合唱しました。ご家族の歌う姿はきっと患者さんにも届いたことと思います。
　普段何気ない会話から、大切なことを拾い上げ、患者さんやご家族が穏やかに過ごせるように・・
そのお手伝いが少しでもできますように、と思った出来事でした。