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キャリアアップ支援について

  • 当院に在籍している職員が、さらなる看護の専門性を高めたい時には、修学資金を支援する制度があります
  • 当院は熊本保健科学大学の認定看護師教育課程および特定行為研修の実習協力施設です
  • 当院には、認定看護師、特定行為研修修了者が在籍しており、また現在研修受講中の職員もいます

認知症看護認定看護師感染管理認定看護師
皮膚・排泄ケア認定看護師緩和ケア認定看護師

認知症看護認定看護師 栗原由貴美

■主な活動内容
 病棟に所属し、日々の業務でスタッフととも認知症看護を展開しています。また、院内研修の企画・開催、認定看護師教育課程の講師や実習指導も担当しています。さらに、施設や企業への研修開催、地域との連携など幅広い活動を行っています。令和5年度からは看護部オレンジチームが中心となり、認知症マフを導入し、その効果を得ています。


■認定看護師を目指したきっかけ
 元々、看護学生の頃から高齢者の看護(老年看護学)に興味がありました。認知症の人と関わる中で、私自身が患者さまに見合ったケアを十分に実践できていないと感じ、その人らしく安心して入院生活を送っていただくためにはどうすればよいのかと考えたことが、認知症看護特定認定看護師を目指すきっかけとなりました。


■活動を通して、やりがいを感じることは
 認知症の患者さまが入院時に、治療や慣れない環境によって混乱をきたすことが少なくない中で、チーム全体で支え、住み慣れた生活環境へ無事に退院される姿を見届ける時です。

感染管理認定看護師 川部真稚子

■主な活動内容
 感染対策の大きな目標は、1.患者を感染から守る 2.職員を感染から守る 3.病院へ出入りする人々を感染から守る、となります。そのために、感染ラウンドを行い感染対策がもれなく実践できるよう声かけを行っています。また、感染症が判明した際は、部署での感染対策の方法等を共有し感染予防に努めています。
 コロナウイルス感染症を経験し、感染対策は医療機関のみならず、高齢者・障がい者施設でも必要不可欠なものとなりました。研修会等を通して、地域の感染対策の質の向上に貢献できたらと思っています。


■認定看護師を目指したきっかけ
 感染対策は、診療科、部署にとらわれず、すべての医療従事者に求められるものです。しかし、病原微生物は目に見えるわけではないため、実践行動には個人差があると感じていました。自身も含め、根拠を持って感染対策を実践・指導ができるようになりたいと思ったからです。


■活動を通して、やりがいを感じることは
 院内感染対策は、認定看護師一人で予防できるものではありません。職員皆が実践できてこその感染対策です。職員の皆が協力して実践してくれることで院内の感染予防に繋がっていると思います。日々その協力を感じ、感謝しながら活動をしています。

皮膚・排泄ケア認定看護師 林田 理恵

■主な活動内容
 外来に所属し、毎週水曜日はストーマ外来を行い、月に2回医師や他職種での褥瘡ラウンド、外来や病棟の皮膚トラブルのある患者さまの相談などに対応しています。皮膚の脆弱な患者さまが多いですが、患者さまの言葉をしっかり聞き、皮膚トラブルが予防できるよう、またより早く治癒するよう活動しています。


■認定看護師を目指したきっかけ
 患者さまと接する中で、皮膚トラブルが多く、同じ皮膚トラブルを繰り返す患者さまがおられ、ケアに悩む場面が多くありました。看護の力で皮膚トラブルを改善させたいと思ったことがきっかけです。


■活動を通して、やりがいを感じることは
 スタッフと協力して患者さまの褥瘡や皮膚トラブルが治癒し、患者さまの笑顔を見ることでそれまでの苦労も忘れてしまいます。また、ストーマ外来では、日常生活について伺う機会がありますが、趣味を再開し楽しい時間を過ごしているお話などを聞くことができた時は、本当に嬉しいです。

緩和ケア認定看護師 中村 律子

■主な活動内容
 緩和ケア病棟で看護を実践しています。また、外来や一般病棟にも相談や症状マネジメントで伺うこともあります。痛みなどの体の苦痛の緩和、病気による不安などの心の痛みに寄り添います。また、他の施設からの苦痛の緩和の相談にも対応しています。


■認定看護師を目指したきっかけ
 患者さんは様々な苦しみを抱え、その想いを看護師に打ち明けられます。その想いに逃げずに寄り添えるようになりたいという考えから、緩和ケアの分野の知識を深めたいと思いました。


■活動を通して、やりがいを感じることは
 患者さまの身体と心を整えることができ、患者さまのやりたいことが実現したり、患者さまとご家族が少しでも穏やかな時間が過ごせることが一番のやりがいに感じています。