リハビリ室このページを印刷する - リハビリ室

リハビリテーション科の理念・目標

理念

 患者様及び地域の医療機関のニーズに対応し質が高く、やさしい医療を提供する。

 

目標

  1. 安全で安心できる適正なリハビリテーションの提供
  2. リハビリテーションの質の向上
  3. 3部門それぞれの専門性を活かした院内での取り組みへの創造
  4. 多職種連携
  5. 地域医療を意識したリハビリテーションの展開
  6. 緩和ケア病棟、療養介護病床に対する安定した関わり 

施設概要

スタッフ紹介

リハビリテーション科医長(兼任) 1名
理学療法士 4名
  LSVT® BIG 受講者 2名
  認定呼吸療法士 1名 
  がんリハビリテーション研修受講者 2名
作業療法士 3名
  がんリハビリテーション研修受講者 2名
  LSVT® BIG 受講者 1名
言語聴覚士1名
  LSVT® LOUD 受講者 1名
  がんリハビリテーション研修受講者 1名
 

施設基準

当院は以下の施設基準を取得しています。
  • 脳血管疾患等リハリビテーション料(II)
  • 廃用症候群リハビリテーション料(II)
  • 運動器リハビリテーション料(I)
  • 呼吸器リハビリテーション料(I)
  • がん患者リハビリテーション料

特徴

 当院は、脳神経内科疾患や呼吸器疾患の患者さまを中心にリハビリテーションを実施しています。

 脳神経内科では、神経難病(筋萎縮性側索硬化症やパーキンソン病等)に対するリハビリテーションを主に行っており、パーキンソン病患者さまにはLSVT®(注1) を実施することもあります。

 呼吸器疾患では、肺気腫や気管支拡張症等の患者さまに対する呼吸リハビリテーション、HOT(在宅酸素療法)導入にも関わっています。

 また、がん術後の患者さまのリハビリテーションも実施しています。

 平成28年度より療養介護病床、緩和ケア病棟が開設されそれぞれの患者さまに対してもリハビリテーションを実施しています。

 その他、出張健康教室等地域に向けた活動にも参加しています。

(注1)LSVT® : アメリカで開発されたパーキンソン病に対するトレーニング方法です。認定資格を有するセラピストが実施します。

部門紹介

理学療法

理学療法
 理学療法士は「寝返る、起き上がる、立ち上がる、歩く」といった日常生活に必要な基本となる動作のリハビリを行います。超高齢化社会を迎える日本において、機能の回復を図るだけではなく、「健康を維持する」、「悪化を予防する」ことなどを目的としての活躍も求められています。医師の指示のもと、患者様一人一人の症状や日常生活を考慮し、問題点を抽出し、患者様に合った計画を立てサポートを行います。具体的内容について、しっかり計画を練ることが効率的なリハビリを行うためには必須といえます。
 当院では神経難病病棟や呼吸器センターがあり、それぞれに適した治療内容の提供を行っております。包括病床では部門間の連携を図りながら情報を共有し、在宅復帰に向けての積極的な支援を行っております。

作業療法

作業療法
 作業(活動)を通して心身的な回復をサポートしています。「作業」とは、日常生活活動(食事、更衣、トイレ動作など)や余暇活動(趣味など)も含み、人の営み全般を指します。
 当院では上肢や手指の疾患・障害、高次脳機能障害、自助具・福祉用具の導入などを担当しています。また神経難病患者に対するコミュニケーション機器の導入、指導も行っています。

言語聴覚療法

言語聴覚療法
 ことばによるコミュニケーションには言語、聴覚、発声・発語、認知などの各機能が関係していますが、病気などでこのような機能が損なわれることがあります。言語聴覚療法では、コミュニケーションに問題のある方に専門的サービスを提供し、自分らしい生活を構築できるよう支援しています。また、摂食・嚥下の問題にも対応します。
 当院では、主に筋・神経難病や脳卒中による言語障害や摂食・嚥下障害、高次脳機能障害に対し、検査・評価を実施し、必要に応じて訓練、指導、助言、その他援助を行っています。また、パーキンソン病の言語障害に対し、LSVT-LOUDを実施しています。LSVT-LOUDでは声を大きく出す習慣を身に着け、発話明瞭度の改善を目指します。

リハビリ器具及び室内風景

リハビリ器具及び室内風景

主な対象疾患

  • 呼吸器科疾患:
    肺気腫、慢性気管支炎、気管支拡張症、 気管支喘息、肺結核、など
  • 脳神経内科疾患:
    脳血管障害、パーキンソン病、脊髄小脳変性症、 筋萎縮性側索硬化症、ギランバレー症候群、 多発性硬化症、など
  • 外科疾患:
    肺がん術後、胃がん術後、大腸がん術後、 胆石術後、乳癌術後、など
  • その他:
    廃用症候群
    血液内科


•上記以外の疾患に関しましても、リハビリ適応となる際には迅速に対応させて頂きます。