研究検査科このページを印刷する - 研究検査科

診療内容

 研究検査科では、患者さまから採取した体液(血液、尿、便、喀痰等)の検査を行う検体検査と、生体の機能を調べる生理検査(心電図・超音波・肺機能・脳波検査等)があり、病気の診断、経過の観察に欠かすことが出来ません。
また当検査科では、令和5年2月よりFMS(Facility Management System)を導入し、それまで院内で管理していた検査機器や試薬の管理を外部に委託することにより、運営の効率化を図っています。

研究検査科目標

1.質の高い正確なデータを迅速に提供し、診療に貢献します。
2.学会、研修会に積極的に参加し、常にスキルアップを心がけます。

スタッフ

臨床検査技師5名  認定資格:超音波検査士、細胞検査士、認定血液検査技師、認定心電検査技師

日常業務

検体検査

  1. 一般検尿検査
    尿の蛋白質・糖・潜血・比重・沈査等を調べて腎機能異常の発見の手がかりとなります。 便潜血検査は消化管からの出血の有無を調べます。
  2. 血液検査
    白血球数・赤血球数・ヘモグロビン量・血小板数等を調べて、貧血・血液疾患等の有無を知る目安になります。
  3. 生化学検査
    肝機能・腎機能・すい臓機能・脂質代謝等を調べます。
  4. 免疫検査
    感染症検査(B型肝炎・C型肝炎・梅毒)や、腫瘍細胞から多量に産出される特殊な物質を測定する腫瘍マーカー検査・甲状腺機能検査等。
  5. 糖代謝
    糖尿病関連検査(血糖・ヘモグロビンA1c・糖負荷試験)等。
  6. 微生物検査
    痰などから結核菌や一般細菌を調べます。
  7. 病理細胞診検査
    いろいろな検体(痰・尿・体腔液、甲状腺・乳腺の穿刺液等)からがん細胞の有無を調べます。

生理検査

 心電図・ABI(脈波図)・ホルター心電図・脳波検査・簡易聴力検査・肺機能検査・肝機能、重心動揺検査、心エコー検査、腹部エコー検査、乳腺エコー検査、その他超音波(エコー)検査などを行います。
 
  1. 12誘導心電図検査
    心臓が動いている時に出る微弱な電気を、胸と手足に付けた電極から捉えられた波形を記録します。脈の乱れ、胸の痛みなどの原因や病気の診断のために調べます。
  2. 肺機能検査
    肺・気管支などの状態や働きを調べる検査です。息を大きく吸い込んだり、吐き出したりします。
  3. 脳波検査
    小さな電極を頭皮にたくさん貼り検査します。音や光の刺激を与え脳から出る微弱な電気信号の変化を波形として記録し、脳の活動状態や機能障害を非侵襲的に検査します。
  4. 超音波検査(エコー検査)
    超音波検査は、超音波を体の表面から当て画像として表示し、様々な情報を詳しく得ることができる検査です。
    心臓超音波検査は、心臓の動き、弁の状態、血液の流れの状態や機能を調べます。
    腹部超音波検査は、肝臓、膵臓、脾臓、胆嚢、腎臓の状態を見ます。原則、空腹時に行います。
    その他に、甲状腺、乳腺、下肢静脈などの状態を見る検査もあります。

機器の紹介

  1. 生化学分析装置 TBA-c8000(キャノン)
  2. 免疫分析装置 HISCL-800(シスメックス)
  3. 血液分析装置 XR-1000(シスメックス)
  4. 凝固分析装置 CA-650(シスメックス)
  5. 血糖分析装置 GA09 II α(A&T)
  6. HbA1c分析装置 HLC-723G11(東ソー)
  7. 尿分析装置 AX-4060(アークレイ)
  8. BNP分析装置 AIA-CL300(東ソー)
  9. 血液ガス分析装置 ABL555(ラジオメーター)
  10. 呼吸機能解析システム SP-790COPD(フクダ電子)
  11. 24時間心電計(ホルター心電図) 5台
  12. 超音波検査装置 ARIETTA E70(富士フイルムヘルスケア) 他
  13. 大脳高次機能検査システム Neurofax(日本光電)
  14. その他