放射線科
当院の放射線科は、一般撮影装置2台、乳房撮影装置1台、透視撮影装置1台、CT撮影装置1台、MRI撮影装置1台、ポータブル撮影装置2台が稼働しています。スタッフは、診療放射線技師4名、CT・MRI担当看護師1名で行っており、親切な対応と思いやりの気持ちをモットーに良質な検査を心掛けています。
ダイレクトインのご案内
当院では、CT検査、MRI検査をご希望の近隣の先生方から、直接、放射線科へお電話いただき、予約をしていただくシステムを導入しています。
2021年4月より、セコム医療システム株式会社の遠隔画像診断の導入したことで、平日におけるダイレクトインの予約を8:30~17:15(平日)でお受けできるようになりました。さらに、読影結果については、検査同日にお渡しすることができます。
※ダイレクトインCT・MRIのお申し込みはこちらをご覧下さい
2021年4月より、セコム医療システム株式会社の遠隔画像診断の導入したことで、平日におけるダイレクトインの予約を8:30~17:15(平日)でお受けできるようになりました。さらに、読影結果については、検査同日にお渡しすることができます。
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各検査の紹介
一般撮影検査
一般撮影はX線検査の中で、最も基本的で重要な検査です。一般撮影室は2室、乳房撮影室は1室あり、一般撮影室は各部屋に立位、臥位用の装置が装備されています。また、FPD(Flat Panel Detector)システムが稼働しており、胸部、腹部、骨や関節などの部位で診断に適した濃度とコントラストに画像処理し、最適な画像を取得することが出来ます。
令和5年3月に新しく装置が更新されました。
令和5年3月に新しく装置が更新されました。
乳房撮影検査(マンモグラフィー検査)
年々、乳がんにかかる人口が増加傾向にあります。乳がんは、他のがんに比べ、早期発見、早期治療を行うことで、治癒しやすい疾患です。乳房は柔らかい組織であるため、乳房撮影専用装置で検査することが必要であり、触診では分かりにくい微小な石灰化や腫瘤陰影を見つけ出し、乳がんを早期に発見することが出来ます。乳房撮影の際は、基本的に女性技師が対応しますが、やむを得ず男性技師が対応する際は、女性の看護師が付き添いますので安心して検査できる環境で受けていただけます。
※マンモグラフィー検査をご希望の方は、当院の外科医もしくは主治医までご相談下さい。
令和5年2月に新しく装置が更新されました。
※マンモグラフィー検査をご希望の方は、当院の外科医もしくは主治医までご相談下さい。
令和5年2月に新しく装置が更新されました。
透視撮影検査
透視撮影検査は、X線を利用して身体の中を透視しながら撮影検査する装置です。 外科領域では、腸閉塞を治療するためのチューブの挿入や内視鏡を用いた肝胆道膵管造影検査(ERCP)、食事が出来ない方のために、胃から直接食事を摂るための胃ろうチューブの造設やバリウムやヨード系造影剤を使用した胃や腸など消化器系の造影検査などを行っています。呼吸器領域においては、肺がんなどの鑑別診断に用いる気管支鏡の検査や気胸(肺から空気がもれて、胸膜腔にたまり、肺が縮んだ状態)の治療や胸水(胸膜腔内に浸出液が溜まった状態)の治療などを行っています。
令和4年10月に新しく装置が更新され、腰椎と大腿骨頸部の骨密度測定(DXA法)が出来るようになりました。
令和4年10月に新しく装置が更新され、腰椎と大腿骨頸部の骨密度測定(DXA法)が出来るようになりました。
CT検査
当院では、令和3年11月に最先端技術を搭載した大口径80列マルチスライスCT装置を導入しました。これにより、撮影時間の大幅な短縮と、より小さな病変の検出能力が高くなりました。全身の高精度な断面像や立体(3D)画像も容易に得られ、頭部や体幹部のより詳細な情報を得ることが容易になりました。また、今までのCTでは検査が困難であった心臓の血管撮影も行うことが可能になりました。広い範囲を高速かつ微細に撮影する事が可能であるため、高齢の方で息を止めることが困難な方でも検査が可能です。さらに、薄いスライスで小さな病変や細い血管の情報を得ることができるようになり、診断効果の大幅な向上につながっています。また、画像処理装置により、心臓の血管の画像解析処理や手術前の血管と病変の詳細な画像処理や体内脂肪(メタボリック)の検査、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の検査なども可能です。
MRI検査
MRI検査は、磁石と電磁波の力によって人体の色々な断面を撮影し、身体の中を見ることができる画像診断装置です。X線を使用しないので、放射線被ばくの心配がありません。当院の1.5T(テスラ)MRI装置は頭から足先まで全身の様々な部位の検査を行うことができ、組織の形を描出するだけでなく、病気の広がりや程度の診断も可能です。さらに、高速撮影が可能な機能や、身体の動きによる画像の乱れを補正する機能が備わっており、静止が困難な患者様でも検査も可能になりました。また、頭頸部や下肢血管などは、造影剤を使用せずに血管を撮影できます。さらに、当院では認知症の診断を支援するVSRAD Advanceシステムを導入しています。
◎「VSRAD Advance検査」とは
VSRAD Advance検査は、MRI検査の画像を用いて、脳の中の海馬やその周囲の組織の萎縮の程度を調べる検査です。認知症の発症時には、早期に海馬周囲の嗅内野皮質という組織の委縮が見られます。VSRAD Advanceは、それらの委縮の程度を調べることができる検査です。
VSRAD Advance検査は、MRI検査の画像を用いて、脳の中の海馬やその周囲の組織の萎縮の程度を調べる検査です。認知症の発症時には、早期に海馬周囲の嗅内野皮質という組織の委縮が見られます。VSRAD Advanceは、それらの委縮の程度を調べることができる検査です。
※物忘れや認知症の検査をご希望の方は、当院の脳神経内科医もしくは主治医までご相談下さい。
◎「DWIBS検査」とは
DWIBSは、MRI装置にて急速な増殖により水分子が動きづらい状態になっている癌細胞を画像化することができる検査で、PET検査(陽電子放射断層撮影)に非常によく似た画像が得られる撮像方法です。
MRI検査は磁場と電磁波を利用するため、体内に金属がある方等は検査できない場合があります。
詳細については、主治医にご相談ください。
DWIBSは、MRI装置にて急速な増殖により水分子が動きづらい状態になっている癌細胞を画像化することができる検査で、PET検査(陽電子放射断層撮影)に非常によく似た画像が得られる撮像方法です。
MRI検査は磁場と電磁波を利用するため、体内に金属がある方等は検査できない場合があります。
詳細については、主治医にご相談ください。
放射線科として良質な医療の提供を目指してまいります。