放射線科このページを印刷する - 放射線科

 当院の放射線科は、一般撮影装置2台、乳房撮影装置(マンモグラフィ)1台、透視撮影装置1台、CT撮影装置1台、MRI撮影装置1台、ポータブル撮影装置2台を完備しています。現在のスタッフは、放射線科専門医1名、診療放射線技師4名、看護師1名の体制で、「親切な対応と思いやりの気持ち」をモットーに、良質な検査と診断を心掛けています。
【2025年12月より、放射線科専門医が常勤として着任いたしました】
これまで、当院の画像診断は遠隔読影体制にて対応しておりましたが、常勤医師の配置により、読影レポートの迅速化と精度のさらなる向上が実現いたしました。また、臨床医との緊密な連携や、検査依頼に関する相談体制も充実させ、より迅速かつ質の高い診療体制を提供してまいります。

ダイレクトインのご案内

 当院では、近隣の先生方からのCT・MRI検査のご依頼を、放射線科へのお電話で直接お受けする「ダイレクトイン」を導入しております。
【2025年12月より、常勤の放射線科専門医による診断体制へ移行しました】
2025年12月より、放射線科専門医が常勤として着任いたしました。これに伴い、従来の遠隔画像診断体制を終了し、すべての読影を院内の専門医が直接担当する体制へと一新いたしました。院内常駐体制への移行により、これまで以上に迅速かつ質の高いサービスを提供いたします。
  • 即日レポートの発行: 読影結果は、検査当日に速やかにお渡しすることが可能です。
  • コンサルテーションの充実: 検査の適応や撮像法の選択、診断内容に関するお問い合わせに対し、専門医が直接お応えいたします。
  • 臨床医との緊密な連携: 地域の先生方とのダイレクトなコミュニケーションを大切にし、より精度の高い診断をサポートいたします。

ダイレクトインCT・MRIのお申し込みはこちらをご覧下さい

各検査の紹介

一般撮影検査

一般撮影はX線検査の中で、最も基本的で重要な検査です。一般撮影室は2室、乳房撮影室は1室あり、一般撮影室は各部屋に立位、臥位用の装置が装備されています。また、FPD(Flat Panel Detector)システムが稼働しており、胸部、腹部、骨や関節などの部位で診断に適した濃度とコントラストに画像処理し、最適な画像を取得することが出来ます。

令和5年3月に新しく装置が更新されました。
一般撮影検査

乳房撮影検査(マンモグラフィー検査)

 年々、乳がんにかかる人口が増加傾向にあります。乳がんは、他のがんに比べ、早期発見、早期治療を行うことで、治癒しやすい疾患です。乳房は柔らかい組織であるため、乳房撮影専用装置で検査することが必要であり、触診では分かりにくい微小な石灰化や腫瘤陰影を見つけ出し、乳がんを早期に発見することが出来ます。
 当院では、女性の患者様に安心して検査を受けていただけるように、2025年(令和7年)4月より、毎週水曜日をマンモグラフィ検査日とし、女性の診療放射線技師のみが検査を担当する運用を開始いたしました。検査は女性スタッフのみで対応いたしますので、不安なことや気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。リラックスして検査を受けられる環境づくりに努めております。


 ※マンモグラフィー検査をご希望の方は、当院の外科医もしくは主治医までご相談下さい。

令和5年2月に新しく装置が更新されました。
乳房撮影検査(マンモグラフィー検査)

透視撮影検査

 透視撮影検査は、X線を利用して身体の中を透視しながら撮影検査する装置です。 外科領域では、腸閉塞を治療するためのチューブの挿入や内視鏡を用いた肝胆道膵管造影検査(ERCP)、食事が出来ない方のために、胃から直接食事を摂るための胃ろうチューブの造設やバリウムやヨード系造影剤を使用した胃や腸など消化器系の造影検査などを行っています。呼吸器領域においては、肺がんなどの鑑別診断に用いる気管支鏡の検査や気胸(肺から空気がもれて、胸膜腔にたまり、肺が縮んだ状態)の治療や胸水(胸膜腔内に浸出液が溜まった状態)の治療などを行っています。

令和4年10月に新しく装置が更新され、腰椎と大腿骨頸部の骨密度測定(DXA法)が出来るようになりました。
透視撮影検査

CT検査

 当院では、令和3年11月に最先端技術を搭載した大口径80列マルチスライスCT装置を導入しました。これにより、撮影時間の大幅な短縮と、より小さな病変の検出能力が高くなりました。全身の高精度な断面像や立体(3D)画像も容易に得られ、頭部や体幹部のより詳細な情報を得ることが容易になりました。また、今までのCTでは検査が困難であった心臓の血管撮影も行うことが可能になりました。広い範囲を高速かつ微細に撮影する事が可能であるため、高齢の方で息を止めることが困難な方でも検査が可能です。さらに、薄いスライスで小さな病変や細い血管の情報を得ることができるようになり、診断効果の大幅な向上につながっています。また、画像処理装置により、心臓の血管の画像解析処理や手術前の血管と病変の詳細な画像処理や体内脂肪(メタボリック)の検査、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の検査なども可能です。
CT検査

MRI検査

 当院では、2026年(令和8年)3月にAI技術を搭載した最新鋭の1.5テスラ超電導MRI装置(富士フイルムメディカル社製 ECHELON Smart Plus)へ更新いたしました。令和8年3月2日(月)より、新装置での稼働を開始しております。
MRI(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像診断装置)は、強い磁石と電波を利用して、体内のあらゆる断面を画像化する検査です。放射線を使用しないため被ばくの心配がなく、筋肉や神経、血管などの描出に非常に優れています。
◎新装置(ECHELON Smart Plus)の特長
  • AI技術による高画質と検査時間の短縮
    AI(ディープラーニング)技術を用いた高速撮像機能を搭載しています。従来よりも短い検査時間で、よりノイズの少ない鮮明な画像を提供できるようになりました。
  • 静かな検査環境(静音化技術)
    MRI特有の大きな作動音を大幅に低減する技術を採用しています。音に敏感な方や閉塞感が苦手な方の心理的な負担を抑え、よりスムーズに検査を受けていただけます。
  • 高精細な全身診断
    高い磁場強度により、頭頸部、脊椎、腹部、四肢など、全身の微細な病変の早期発見・診断に力を発揮します。
VSRAD Advance検査
◎「VSRAD Advance検査」
  • 検査の概要:認知症診断をサポートする「脳の萎縮」の精密解析です。
  • 検査の仕組み:MRIで撮影した脳の画像と、健康な方のデータベースをコンピューターで比較します。
  • 何がわかるか:早期アルツハイマー型認知症で特に出やすい「海馬(記憶をつかさどる部分)」付近のやせ細り(萎縮)具合を、数値と色で分かりやすく可視化します。
  • メリット:目視だけでは判断が難しい、ごくわずかな変化を客観的に捉えられるため、早期発見や治療方針の決定に役立ちます。
◎「DWIBS(ドゥイブス)検査」
  • 検査の概要:注射なしで、全身のがんリスクを調べる「MRI版のPET検査」です。
  • 検査の仕組み:がん細胞などの病変がある場所では、水の分子が動きにくくなるという性質を利用して撮影します。
  • 何がわかるか:全身の広い範囲を一度に映し出し、がんや炎症が疑われる部位を「黒く光る影」のように強調して見つけ出します。
  • メリット: PET検査のような薬剤の注射や、事前の絶食が必要ありません。また、放射線を使わないので放射線被ばくがありません。PET検査と異なり、血糖値に関係なく検査ができるため、糖尿病の方も対応可能です。


DWIBS画像

◎検査をお受けになる際の注意点 MRI検査は非常に強い磁力と電波を利用するため、体内に金属(心臓ペースメーカーや人工関節など)がある方や、妊娠中の方、閉所恐怖症の方は検査が受けられない、あるいは事前の確認が必要な場合があります。
また、身につけている金属類(時計、眼鏡、アクセサリー)や磁気カードなどは故障や事故の原因となるため、検査室への持ち込みができません。当院では安全のため、検査前に看護師がチェックリストで確認を行い、さらに検査直前に診療放射線技師が最終確認を実施する二段構えの体制をとっております。
MRI
放射線科として良質な医療の提供を目指してまいります。