呼吸器外科このページを印刷する - 呼吸器外科

特色

 肺がん・転移性肺がん・縦隔腫瘍・気胸・膿胸等に対して、数々の先進的な診断・治療技術を活用しております。個々の患者さまにとって最も侵襲の少ない診断と外科治療、術後合併症がない安全な手術を目指しております。近年主流となってきております胸腔鏡下肺葉切除術といった低侵襲手術に加え、開胸による拡大手術に対しても、侵襲が少なく術後疼痛が少ない開胸・閉胸方法に工夫を加えています。

 入院予約後の待機期間は概ね2週間程度ですが、緊急を要する場合は当日入院可能です。肺がんは増殖速度が速いため、肺癌の疑いあるいは肺癌と診断された場合には速やかな検査や手術が必要です。当院は肺がんの患者さまの検査、入院にも迅速に対応いたします。

診療の実際

  • 診断が困難な小さな肺の腫瘤性病変
    PETとCTで肺がんが疑われた場合には、積極的に全身麻酔下での胸腔鏡下生検あるいは開胸肺生検で診断します。もし肺がんであればそのまま開胸を行い肺がんの手術を行いますが、早期がんである可能性が高く治癒率は90%以上となります。
  • 原発性肺がん
    胸腔鏡補助下に、肺がんの存在する肺葉を切除し、その周囲のリンパ節も切除します。術後1週~には退院ができ、仕事によっては退院後1~2週間で職場復帰ができます。
  • 転移性肺がん
    多くのがんが肺に転移します。しかしある種のがんで、転移の個数がそう多くなく、原発巣が完全切除されている場合には、肺の転移巣を切除することにより治癒、あるいは余命が延長します。
    「転移をしたからもうだめだ」とあきらめないで、肺転移巣が切除可能かどうか受診することを勧めます。
  • 自然気胸
    胸腔鏡を用いて自然気胸の原因となっている肺嚢胞を切除します。順調に経過すれば、手術の数日後には退院可能となります。

外来診療(呼吸器外科)

曜日
呼吸器
外科
新患
再来
担当医
(手術日:第2・第4)
担当医
(手術日)
白石健治

医師

【呼吸器外科医長】 白石 健治 (しらいし けんじ)
【専門領域】 呼吸器外科、外科一般
【認定医・専門医】 呼吸器外科専門医
外科専門医
【所属学会】 日本呼吸器外科学会、日本外科学会、
日本胸部外科学会、日本肺癌学会
日本呼吸器内視鏡学会
 

その他

 現在日本のがん死の第1位である肺がんに対し、少しでも新しく、有効な治療法を当地区で提供できますよう、呼吸器内科、熊本大学病院呼吸器外科ならびに外科と共にがんばっております。