1病棟このページを印刷する - 1病棟

主な診療科目

脳神経内科

病棟紹介

 1病棟は、神経難病の専門病棟(60床)で、熊本県難病診療分野別拠点病院としての主要な役割を担っております。
また、熊本県の認可を受け、障害者総合支援法に基づく療養介護サービスの病床を設けています。
 
  • 一般病床34床(内個室10床、多床室24床)
  • 療養介護病床26床(内個室2床、多床室24床)
 
 入院患者の主な疾患は、筋萎縮性側索硬化症、パーキンソン病、脊髄小脳変性症、多系統萎縮症などです。レスパイトを目的とした短期入院や災害時の避難入院、短期入所も積極的に受け入れています。
 人工呼吸器30台前後が常時稼働しているため、安全で安心して療養できる環境を心がけています。また、人工呼吸器装着されていても呼吸管理をしながら2回/週の入浴介助を行い、退院時には連携室看護師を交え、地域医療機関の医師、在宅支援事業所のケアマネージャー、地域の保健師などと必要に応じて合同カンファレンスを開催し、病院から在宅まで不安なく継続した看護が提供されるように支援をしています。

1病棟スタッフ

1病棟

人工呼吸器をつけての入浴

人工呼吸器装着の患者様も可搬型人工呼吸器(ケアベント)を使用し週2回の入浴を行っています。

【呼吸器を装着していても安全に入浴できるよう心がけています】
人工呼吸器をつけての入浴

在宅へ退院される患者様への支援も行います

 自宅で医療や介護が必要とする患者様に、安心して自宅で医療を提供できるように他職種と連携を取り退院前には合同カンファレンスを行います。在宅医療への不安を軽減し、自宅へ退院できるよう支援を行っています。

【他職種と連携し退院前にカンファレンスを開きます】
在宅支援

患者・家族の会の支援

 宇城地区難病友の会、熊本県パーキンソン病友の会、熊本県ALS友の会、リハビリ動創生の会等の患者様にボランティアとして支援協力しています。

レスパイト入院や災害での避難入院も受け入れています

 熊本地震では人工呼吸器を装着した多くの患者様の避難入院がありました。その他、台風や豪雨などの災害時にも避難入院を受け入れています。停電時でも心配なく、当院で人工呼吸器管理ができる体制を整えています。
 在宅で介護されているご家族にも寄り添い、レスパイト入院の受け入れも支援しています。

【ご家族と共に過ごせるよう支援しています】
レスパイト入院

1病棟(療養介護病床)

1.療養介護とは

 平成28年6月1日より、神経難病の専門病棟である1病棟内に、障害者総合支援法に基づく
福祉サービスの療養介護事業(26床)を設けています。
 療養介護とは、常時医療と介護を必要とされる方に、医療機関で機能訓練、療養上の管理、看護、介護及び日常生活のお世話を行うことであり、1病棟で受け入れを行っています。
 基本的に退所の意向がない限り、継続的に治療・福祉サービスを受ける事が出来ます。

2.ご利用できる対象の方

  1. 18歳以上の方
  2. 神経難病の患者さん等、気管切開を伴う人工呼吸器による呼吸管理を行っている方であって、障害支援区分6の方 
  3. 筋ジストロフィー患者さんであって、障害支援区分5・6の方

3. サービス内容

 医師・看護師等の他に、介護専従で日中活動支援を行う療養介助専門員を配置しています。
 療養生活やコミュニケーション法等への様々な要望・課題等について、スタッフが患者様、ご家族様と話し合い、サービスを提供していきます。また、患者様の余暇や誕生日、季節行事等の活動や、ご家族を交えゆっくりとした時間を過ごしていただけるような援助を行っています。
 患者様とご家族様とのふれあいを大切にし、自宅で過ごしているようなリラックスできる空間の提供ができるよう、ひとり一人に合わせた支援に取り組んでいます。
療養病棟

個別活動時の様子

  • 【誕生日会】
    誕生会
  • 【成人式】
    成人式
  • 【オセロ】
    オセロ
  • 【生花】
    生花
  • 【マニキュア】
    マニキュア
  • 【マッサージ】
    マッサージ

季節行事時の様子

  • 【節分】
    誕生会
  • 【ひな祭り】
    成人式
  • 【七夕】
    オセロ
  • 【クリスマス】
    生花

4. 入所等の相談について

 入所をしていただくためには、まず「障害福祉サービス受給者証・療養介護医療受給者証」の交付を受けていただくことが必要です。ご相談等は下記の担当までご連絡下さい。

 
サービス管理責任者 松島  武士
医療社会事業専門員 酒井 あかね