アスベスト外来このページを印刷する - アスベスト外来

アスベスト外来のご案内

 アスベスト肺(石綿肺)は、アスベストの粉塵を吸いこんだために起こる肺組織の広範囲に及ぶ瘢痕化です。

 当院は、松橋地区の胸膜肥厚斑の判定と追跡調査・検診を随時行っております。

受付方法

 当院の呼吸器科の医師が診察いたしますので、下記の方法により来院されてください。
 
  • 気になる方、定期的に診察を受けてらっしゃる方、検診で指摘されて精密検診を希望される方等は、事前に電話で予約(14時から17時の間に)をとられてから来院されて下さい。
  • 初診の方は予約ができませんので、当日の受付になります。11時までに来院されて受付をお願いいたします。(待ち時間が長くなることが予想されますがご了承下さい。)

石綿(アスベスト)とは

 天然に産する繊維状けい酸塩鉱物で「せきめん」「いしわた」と呼ばれています。
 断熱性に優れ、安価なので昔は良く建築材料等として利用されましたが、その繊維が極めて細いため飛散しやすく、人が吸入してしまうと、肺線維症(じん肺)、悪性中皮腫の原因になるといわれ、肺がんを起こす可能性があることが知られています。

 以前はビル等の建築工事において、保温断熱の目的で石綿を吹き付ける作業が行われていましたが、昭和50年に原則禁止されました。
 その後も、スレート材、ブレーキライニングやブレーキパッド、防音材、断熱材、保温材などで使用されましたが、現在では、原則として製造等が禁止されています。

 吸入をやめても、病気の発症までに長期の潜伏期間があるため、定期的な病院での検査など注意が必要です。